こんにちは!
“マイア・ヒラサワ”の名前を思い出すとき
相変わらず一回
“デヴォン・青木”を経由しないと
思い出せない店長です。
一回クセづいてしまった思考回路を直すのは
老化現象によってなのか、年々難しくなって来るもんだと
痛感する今日この頃です。
山籠ってました。
ほいで、下山してきました。
ってことで、販売お休みしておりました
ハンドメイドショップsujja本店、iichi、
Creema、minne各サイト販売再開してます!
どうぞよろしくお願いいたします。
☆ハンドメイドショップsujja〜Creema店〜
☆ハンドメイドショップsujja〜iichi店〜
☆ハンドメイドショップsujja〜minne店〜
☆ハンドメイドショップsujja〜本店〜
ほんとうに、なーんにもしなくても、
KUSO忙しくしてても、時間は過ぎてゆきますなー。
一週間、今思えばあっという間でした。でも濃かった。
山籠りというのはボランティアバイトに行ってたんですよ。
智恵子抄の智恵子じゃないけど東京には空がないって
いよいよ息苦しくなって。
あと縮こまって固まってしまった思考回路を一回ぶっ壊し
再構築するため。
それから体を動かして自然に触れ合いたいという目的などなどがあって。
要するに違う脳みその部分を使いたくなって。
以前から興味はあったんだけど
機が熟したこのタイミングで行ってきました。
ボランティアバイト略してボラバイトとは、農家さんに住み込みしながら
収穫のお手伝いをするっていうコンセプトのやつです。
私が行ったのは桃やナスなどの野菜を育てている山梨県の農家さん。
離れに一軒家がありまして、
そこでボランティアバイト=ボラバイターさんたち数人と
共同生活しながら野菜の収穫のお手伝いをします。
まず、初対面で知らない人たちと共同生活っていうのがドキドキです。
人が多い所、人が纏っている化学的な臭い(香水や柔軟剤や制汗剤など)に対する
アレルギー反応が過剰に高まってる状態の最近の私みたいなもんからしたら尚更です。
ってか、個室って聞いてたんですけどね、実際行ってみたら完全個室じゃなくて...
結果的に相部屋共同生活になりました。
...でももう、仕方ないよね。ここまで来たら。修行じゃーー!!
ってかんじ。一生ここにいなきゃいけないわけじゃないし。
と自分に言い聞かせる。
でもラッキーな事に、今回出会ったボラバイターさんみんな協力的で、
無臭で、(←私が苦手な香水とか柔軟剤とか制汗剤とかあまり使う人たちじゃないってこと)
興味深い人たちばかりで、本当に、本当に、助かりました☆☆☆
それから毎日4時半起きっていうのがっ!!
これが果たして私に出来るのか、一番の不安材料でした。
しかしこれは、初めての環境での緊張感と
共同生活ならではの筒抜け感によってあっさりクリアー。
だれかのスマホアラームが鳴り、だれかがゴソゴソ起き出せば、
その気配で否応無しに起きられた(笑)
その点は相部屋でむしろよかったかも。
薄暗い中さっさと身支度をし、毎日5時に軽トラでナス畑へ向かいます。
そこからは出荷できる規格の大きさ(70グラム以上)に育ったナスを
探してハサミでどんどん収穫していきます。
それを持ち帰りサクッと朝昼兼用のごはん休憩を挟んだ後、
そこからノンストップで箱詰め作業。
午後3時頃までに仕上げて出荷場へ持って行きます。
もうね、ずーっとナスと対峙する日々...。
ボラバイターさんのひとりは毎日ナスを見すぎて、
夜寝る前に目を閉じるとナスが出て来ると言っていました(笑)
桃のお手伝いがある日は休憩をはさんでその後、収穫のお手伝い。
桃にかぶせてある袋を取る作業もするのですが
だんだん桃の産毛で手や手首あたりがかゆくなってきます。
毎年毎年、桃の作業してる農家さんは慣れるものなのか?疑問に思って
「かゆくて大変ですね?かゆいのも慣れてくるものですか?」
と聞いたら
「かゆいの嫌だから収穫時期はアレグラ(抗アレルギー薬)飲んでやってる」
とのこと!!!
大変だ〜〜慣れるどころか桃との戦いでした!!
そんな人知れない農家さんの静かなる苦労も知る事が出来ました。
規格外だったり虫に食われたナスや桃をいただいて
寮でみんなで食べました。
すごく美味しかった〜!!
これは作ってる数が少ない黄桃。
正直、桃は高級品だから見切り品の安いものしか買った事なかったですが...
美味しい桃ってこんなに美味しいのか!と知ってしまいました。...どうしましょう。
桃の実が出来たらひとつひとつ袋を被せたり。
桃の木の下に敷くシートを洗ってそれを干したり、
地味ながら体力を使う仕事などもあり、
手間ひまかけて育ててたらそりゃ、それなりの価格にもなります。納得。
出荷できて儲けになるのはほんの一部。
一年間、手塩にかけて育ててきても
天候や病気などで収穫量ががくっと落ちてしまう事もあります。
自然相手の農業はやはり厳しい。
先が見えないのは今や企業で働いてても一緒かもしれないけどね。
だけど、美味しくて美しい桃やナスが収穫できた時の達成感たるや
ちょっと何にも代え難い大きな喜びだろうなと、
ちょっとお手伝いさせてもらっただけですが思いました。
おばあちゃんに怒られたり多少キツい事もありましたが
最後におばあちゃんが「また遊びにおいで」って言ってくれたし、
結果的に振り返ればいい経験になった。
...ということにしておきましょう。
凝り固まってた思考回路がほぐれた事は確か。
ボラバイターさんたちのキョーレツに面白いエピソードも
いっぱい聞いたんだよね。
一番気に入ったのが、全国各地でボラバイト経験があるという
たくましくてはつらつとした笑顔が素敵な20代前半女性の名言。
「鼻をかむのも、お尻をふくのもレタスが一番ちょうど良いんですよ!」
これは笑った〜(笑)
確かに、しっとり、やわらか具合は鼻セレブより勝るだろうね〜
いろんな農作業経験からのお言葉。
ワイルド〜〜頼もしい〜〜♥
本当に、いろんな生き方があります。
軽トラから朝焼けを見ながら改めて思ったりなんかして。
他にもたくさんエピソードあるんだけど...!!
詳しくは次回にしましょうかね。