「社会人大学 人見知り学部 卒業見込」
著/若林正恭(オードリー)
読みました!
「そのネガティブの穴の底に答があると思ってんだろうけど、
20年調査した結果、それただの穴だよ。」
帯に書かれたこの一文に至るまでの紆余曲折が、
びっしり、繊細に、だけどとても素直に書かれていて
おもしろかったです!
常々、テレビで若林さんを見ては、にじみ出るネガの香りに
「ああ、生きにくそうな人だなぁ」と、勝手に親近感を抱いておりました。
心の内まで読んだらこれ、
本当に生きにくそうだわ!!
(共感を込めて花束を!)
共感している私も、生きにくさを抱えた人間ゆえ
生きにくさのポイントを、マーカーで印されてるような気分になって
素直に笑えないところもありましたよ、ええ。
(それを赤いシートで隠されても全部答えられる自信なら、ある)
あと
ニルヴァーナ
聴いてたんだね...(共感の細目で書いています)
こんなご時世だから..と書きだしたけど、永遠のテーマかもしれない、
「お金の話」も興味深かったです。
頭痛もちだった若林さん。
極貧生活を経て、お金が稼げるようになった頃
悩みの種の頭痛をみてもらいに病院に行ったら、良い薬に出会い
すっかり頭痛が良くなった。
しかし高額なその領収書を見つめしみじみと、
お金があると頭痛が治せるのか..
と思ったというエピソードが、何て言っていいのかわからないけど
いい話だと思いました。
お金の話って欲とか業が見えすぎると、汚く思えるものですけどね。
それから言い回しを意識しすぎて発言した結果、スタッフさんに
「ディフェンスがトリッキーすぎて攻撃になっちゃってるよ」
と言われたというエピソードも可笑しかったです。
ぶつかりながら時々、素直になって試行錯誤してる姿は潔く、
社会人として円滑にやっていくことは決して本心じゃないことも多いけど、
でもそれって
「負け、じゃない!」と教えてくれます。
Amazonカスタマーレビュー欄も共感の嵐ということは、
出会ってないだけで、結構いるもんなんだな。
なんか勇気でました。おすすめです!
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