ついに見たー!
ムーディー勝山の“上から下”バージョン!!
本当にメロディはまったく同じでした!!
ナイスガイ
加瀬亮さん主演映画
「それでもボクはやってない」が話題ですが、
ところで裁判傍聴って行ったことありますか?
私は一度だけ行ったことがありまして。
千原ジュニア氏が趣味で行ってておもしろいっていう話をしていたので
興味がないこともなかったのですが、何と言っても実際に行ってみようと
思ったきっかけは、今や裁判傍聴職人と言っても過言ではない
大川豊興業の芸人、阿曽山大噴火氏(毎日のように東京高等裁判所に通うため
電車の定期券を購入してるらしい。コラム「
裁判Showに行こう」)著
「
裁判大噴火」に何気なく本屋で出会ったことから
始まりました。そういえば社会の授業で裁判傍聴は
誰でも見に行ける場所だとは習ったけど、
なかなか実際に行くきっかけがないもんですが、
この本は初心者にも分かりやすく裁判所に行く心構え、
仕組みなどを教えてくれました。
その本を貸した人の中で「行ってみたい」と興味を示した友人とふたりで
行きました。まずは入り口で荷物検査を受け裁判所内へ。
その日に行われる裁判の内容、時間、それが何回目の裁判なのか、
どこの部屋で行われるのかなどが書かれたタイムテーブル表があり、
それを見て興味ある事件をチェック。
事件の大小含めてほんとうにたくさんの裁判が行われていることに
まず驚きます。私たちはその日、4件の裁判を傍聴しましたが、
特に印象に残っているのは薬物事件とちかん事件。
薬物事件の被告は20代前半の女性。正面の入り口から
両脇を職員に固められ手錠をつけられ入廷。
その腕には無数のどす黒い注射のあとが...
一回目の裁判だったので、弁護側は被告の生い立ちから
事件に至る経緯までを読み上げます。
それがまた不幸な生い立ちなのですよ。
愛する人たちの度重なる死別、早くから施設に預けられたとか暴力とか...
途中「そりゃ荒れたくなるわ!」って思っちゃうくらいの。
代わって検察側。常習性や、あれやこれやの証拠物があることを裁判官に強調。
その被告には子供がおり、このまま薬物から逃れられないのでは
被告自身の身体も蝕まれて行くうえ、その子供も不幸になってしまうわけで...
実際、子供はもう施設に預けているということも判明。
あまりにも試練の多い被告人の人生。
その後どんな判決になったのか分かりませんが、
新聞記事やニュースだけでは分からない、感情を伴った経緯、
人生が垣間見えて、考えさせられました。
ちかん事件は最初、タイムテーブル表には「迷惑防止条例違反」と
書いてあったので暴力事件か何かだろうという気持ちで
傍聴席に座っていました。傍聴してるのは私と友人たった2人だけ...
屈強そうな被告がこっちに目をやりながら入廷してきたのであわてて
「私たち司法の勉強してまして!」という雰囲気を醸し出し、
メモをとるふりして目を伏せる私と友人。...気まずい。
事件の経緯が読み上げられると電車内で長い期間にわたり、
高校生の女の子にちかんをしていたことが詳細に読み上げられたところで
ちかんの裁判だと気付きました...なんかますます気まずい。
しかし法廷が進み、真面目でカタブツそうな検事が固い表情のまま
「証拠のパンティー」を連呼したあたりからちょっと
「笑ってはいけない裁判所」状態。
傍聴席では静かにしていなきゃならないのです。
(なぜパンツでなくパンティーって言う!?)
ちょいちょい「パンティー」が出てくるので天どん状態。
傍聴席の出入りは基本自由なのですが、なにせ私と友人2人しかおらず
出にくい雰囲気だったため、弁護士のイラストなど書いてみたりして
気を紛らわしていました。こんな感じで。(図参照)
(図)
そんなわけで、どんなによくできたドラマや舞台よりも
リアリティのある、生のドラマが毎日繰り広げられている裁判所。
裁判員制度も始まりますし一度、裁判傍聴へ行ってみてはいかがでしょうか。
ショッキングです。落ちます。
ちなみにこのときに見た被告は全員泣いていました。
自分のやったことに対する後悔で。
でもここまできて、たとえばえん罪を主張して認められるなんてのは
どれだけ大変なことだろうと身震いしました。
あとシャイな私としては被告席には立ちたくないなぁと思いました。
ほんと裁判傍聴っていろいろ考えさせられますよ。